「なんとなく体に良さそう」の先にある、科学的な根拠を解説します。

「グレインフリー」という言葉をペットフードのパッケージでよく見かけるようになりました。しかし「なんとなく体に良さそう」という漠然とした理解にとどまっていませんか?グレインフリーが注目される本当の理由を、科学的根拠とともに解説します。

グレインフリーとは何か

「グレイン(Grain)」とは穀物全般を指します。小麦・大麦・ライ麦・オート麦・トウモロコシ・米などが該当し、「グレインフリー」はこれらを使用していないフードです。特に問題視されるのがグルテン——小麦・大麦などに含まれるタンパク質の複合体です。

なぜグルテンが問題になるのか

グルテンが犬・猫に引き起こす可能性があること

  • 腸の粘膜に慢性的な炎症を引き起こす(腸管透過性の亢進)
  • 食物アレルギーの主要な誘発抗原になる
  • 皮膚炎・外耳炎・目やにの慢性化
  • 軟便・下痢・消化不良の繰り返し
  • アイリッシュ・セターなど特定犬種ではグルテン過敏性腸症が確認されている

すべての犬・猫がグルテン不耐性を持つわけではありませんが、消化器が敏感なペット、アレルギー体質のペット、皮膚炎が繰り返すペットには特に注意が必要です。

グレインフリーの代替炭水化物:何を使うか

代替炭水化物 特徴 採用例
ポテト(脱水) 低アレルゲン・低GI・消化しやすい澱粉
キャッサバ グルテンフリー・消化性良好
エンドウ豆 食物繊維・植物性タンパク補完
米(Rice) 消化しやすいが低GIではない 一部製品で採用

「グレインフリー=必ずしも低炭水化物」ではない

注意したいのは、グレインフリーでも代替炭水化物の量が多ければ炭水化物過多になることがある点です。主原料に肉・魚が来ているか(タンパク質比率が高いか)を合わせて確認することが重要です。

🐾 アレルギー症状チェックリスト

以下に心当たりがあれば、グレインフリーへの切り替えを検討してみましょう。

  • 同じフードで下痢・軟便が繰り返す
  • 食後に体を掻く・顔を床にこすりつける
  • 耳が赤い・外耳炎を繰り返す
  • 目やにが多い・涙やけがひどい
  • 皮膚が赤い・フケが多い

—— EDITOR’S NOTE ——

本記事で言及している栄養設計の実装例として、ヨーロッパ製造のFINEPET’S KIWAMI シリーズがあります。スペイン産・イタリア産の良質な原材料、消化吸収率87%、人工添加物ゼロのプレミアムドッグフード・キャットフードです。