「無添加」「人工添加物不使用」。フード選びでよく目にする言葉だ。だが、添加物は一律に”悪”なのだろうか。なぜ使われ、何を避けるべきで、何は気にしなくていいのか。感情ではなく、仕組みで理解すれば、フード選びはぐっと冷静になる。
添加物が使われる、3つの理由
ドッグフードに使われる代表的な添加物は、目的別に3つに分けられる。
- 着色料:フードの見た目を整える。鮮やかな色や、肉らしい色味を出すために使われる。
- 香料:嗜好性を高める。香りで食いつきを促す。
- 酸化防止剤:保存性のため。フードに含まれる脂質の酸化(劣化)を防ぐ。
このうち酸化防止剤は、フードの安全を守るうえで一定の役割がある。問題は「使うかどうか」よりも「何を使うか」だ。
本当の論点は「合成か、天然か」
酸化防止剤には、BHA・BHT・エトキシキンといった合成系と、トコフェロール(ビタミンE)やローズマリー抽出物といった天然系がある。合成系は安価で保存力が強い一方、安全性をめぐる議論が続いてきた。天然系は安全性の評価が高い反面、保存できる期間は短くなりやすい。つまり天然系を選ぶメーカーは、保存性というコストを引き受けている、とも言える。
着色料は、”誰のため”か
ここは押さえておきたい。犬は人間ほど色を見分けられず、フードの色をほとんど気にしない。つまり着色は、犬のためではなく、飼い主の目を意識した演出だ。栄養にも嗜好にも、本質的には寄与しない。
「無添加」表示の落とし穴
「無添加」とあっても、何を”無添加”としているのかは、実は曖昧なことがある。すべての添加物を指すのか、着色料だけなのか、香料だけなのか。言葉を鵜呑みにせず、最終的には原材料表で実物を確認するのが確実だ。表示のうたい文句と、原材料欄に並ぶ実際の成分。両方を照らし合わせる癖をつけたい。
飼い主の見極め
添加物を恐れるなら、正しく恐れたい。チェックは2点。酸化防止剤が合成系か天然系か。そして、栄養に無関係な人工着色料・香料が使われていないか。この2つを見るだけで、メーカーの姿勢はかなり読める。
結論
添加物=悪、という単純な図式から、一歩抜け出そう。役割のある添加物は受け入れ、不要なもの・避けたいものは見分ける。その分別こそが、広告に流されないフード選びの土台になる。
FINEPET’S KIWAMI は、人工着色料・香料・合成酸化防止剤を使わず、天然の抗酸化成分で品質を守る設計です。見た目の演出ではなく、中身で勝負しています。