この記事の要点
リンは骨やエネルギー代謝に欠かせないミネラルですが、過剰摂取は腎臓に負担をかけることが知られ、特に慢性腎臓病の管理では重要な制限対象になります。カルシウムとの比率が大切です。
骨やエネルギー代謝を支えるリン。一方で、腎臓の健康を語るうえで外せない栄養素でもあります。
リンとは
骨・歯の構成成分であり、細胞のエネルギー(ATP)にも関わる重要なミネラルです。
体内での役割
骨格形成、エネルギー代謝、細胞膜の構成に関与します。カルシウムとの比率(Ca:P)が重要です。
不足するとどうなる(欠乏)
通常の食事で不足することはまれですが、欠乏すると骨や代謝、食欲に影響します。
摂りすぎるとどうなる(過剰)
過剰摂取は腎機能に負担をかけるとされ、特に慢性腎臓病ではリン制限が管理の柱になります。
よくある質問
リンは腎臓に悪いのですか?
健康な子では適量が必要です。問題は過剰摂取で、腎臓病の子では制限が推奨されます。
腎臓ケアのフードは何が違う?
リンやタンパクを調整した設計が一般的です。診断と処方は獣医師に従ってください。
参考にした情報源
- AAFCO / NRC による犬・猫の栄養基準(リンの要求量・上限)
- WSAVA Global Nutrition Guidelines
- 慢性腎臓病の食事管理に関する獣医学の一般的知見
EDITOR’S NOTE
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