この記事の要点
銅は鉄の代謝や被毛の色素、結合組織に関わる必須微量ミネラル。一部の犬種では遺伝的に肝臓へ過剰蓄積する「銅関連肝疾患」が知られ、注意が必要です。
鉄の働きや被毛の色に関わる銅。特定犬種では肝臓への蓄積が問題になることがあるミネラルです。
銅とは
鉄代謝や酵素の働きに関わる必須微量ミネラルです。
体内での役割
鉄の利用(造血)、被毛の色素形成、結合組織や神経の維持に関与します。
不足するとどうなる(欠乏)
欠乏は貧血、被毛の色あせ、骨や結合組織の異常につながることがあります。
摂りすぎるとどうなる(過剰)
ベドリントン・テリアなど一部犬種では遺伝的に肝臓へ銅が蓄積し、肝障害を起こすことがあります。
よくある質問
うちの犬は銅に気をつけるべき?
特定の犬種や肝疾患がある場合は注意が必要です。該当するなら獣医師に相談し、銅を調整した食事を検討します。
普通の子も心配?
健康な子は総合栄養食で適量を摂れます。過度に心配する必要はありません。
参考にした情報源
- AAFCO / NRC による犬・猫の栄養基準(銅の要求量)
- WSAVA Global Nutrition Guidelines
- 銅関連肝疾患に関する獣医内科学の一般的知見
EDITOR’S NOTE
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