この記事の要点
鉄は赤血球のヘモグロビンを構成し、酸素を全身に運ぶ必須ミネラル。欠乏は貧血を招き、過剰は消化器症状や酸化ストレスの原因となります。
酸素を運ぶ赤血球に欠かせない鉄。不足も過剰もリスクがあるミネラルです。
鉄とは
赤血球のヘモグロビンの構成成分で、レバーや赤身肉に多く含まれます。
体内での役割
酸素の運搬、エネルギー代謝、酵素の働きに関与します。
不足するとどうなる(欠乏)
欠乏すると鉄欠乏性貧血を起こし、元気消失や粘膜の蒼白がみられます。慢性的な出血でも起こります。
摂りすぎるとどうなる(過剰)
過剰摂取は消化器症状や、長期的には酸化ストレス・臓器への負担につながることがあります。
よくある質問
貧血気味なら鉄を足すべき?
貧血の原因は様々で、鉄不足とは限りません。自己判断のサプリは避け、まず原因を獣医師に調べてもらいましょう。
レバーを与えれば鉄は十分?
レバーは鉄が豊富ですが、ビタミンA過剰のリスクもあります。総合栄養食での摂取が安全です。
参考にした情報源
- AAFCO / NRC による犬・猫の栄養基準(鉄の要求量・上限)
- WSAVA Global Nutrition Guidelines
- 貧血・鉄代謝に関する獣医学の一般的知見
EDITOR’S NOTE
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